「テラ銭」とはどこから出たことば

これは、江戸時代に寺院が賭場を提供していたときの名残であるといわれています。当時、寺院は寺社奉行の管轄で、町奉行に対しては治外法権的な立場にありました。そのため、賭場を開いていることがわかっていても、簡単には町奉行が手入れをすることができなかったのです。つまり、「寺銭」からきているという説です。

 

「思うつぼにはまる」このつぼはなに

言ぽ】は「亙」でヽ片肌ぬいでサイコロをふる、イキなお兄さんでおなじみのあの賭博用具。サイコロを入れてふる壷のことです。「思うつぼ」とは、壷の中のサイコロの目が思いどおりに出たときのことを「思うつぼになった」といったことからいい出されました。賭博用語が一般に広まって、日常使われるようになったのが、「思うつぼ」です。