2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

カレーにはなぜジャガイモが入っている

カレーライスにジャガイモが入っていないと、なんとなく物足りないという人も多いと思います。 ご存じのように、カレーはインドを故郷とする食べ物です。 それが一八~一九世紀ごろにイギリスを経て、やがて日本にも渡ってきたのです。明治初年のことでした…

台風にはなぜ目があるのだろう

台風というのは、北太平洋西部で発生した熱帯低気圧のことで、この低気圧が発達して、圏内の最大風速が一七メートル以上の強い低気圧になったのを「台風」と呼んでいます。 この発達した熱帯低気圧は、太平洋以外にも発生し、大西洋の熱帯で発生しアメリカを…

流氷と氷山とはどう違うのか

一九コー年四月一四日夜、ニューファウンドランド沖を航海中の豪華客船クイクニック号は巨大な氷山と衝突し史ヒ最大の海難事故を引き起こしました。 北極海の氷山は、ときとして大西洋を南下し、航行中の船舶にとって危険な存在になります。 一方、根室の「…

なぜ盲腸はあってもなくてもよいのか

役に立たないものの代名詞のようにいわれる盲腸ですが、本来は重要な機能を持っています。 食物が胃から小腸を経て大腸に達すると、盲暢を含めた大りによって構成する方式は、RCA方式と呼ばれていますが、そのほかにも、様々な研究がされています。 三色…

平安時代になぜ女流文学が花開いたのか

して宮廷の貴族女性たちの問に広がり、定着したことが大きな要因ます。 当時の社会では、男性は漢字を常用しており、文字が読み書きできるのは、貴族、僧、神官など一部の階層に限られていました。それが女性は平易なかな文字を使用することによって、男性よ…

武士にはなぜ○兵衛、○右衛門が多い

柳生け兵衛、石川五右衛門」という名前は、時代劇でよくある名前です。 この・右衛門という名前は、平安時代の兵制からきているのです。 平安京を守る兵士には、令国から身体強健で弓馬の術の優れている青年を選び、配置しました。そのシステムは、まず大き…

桜が咲くとお花見をするわけは

現在、私たちは桜の季節になると競ってお花見の宴を開きます。桜はもはや、たんに桜であるばかりでなく、日本のシンボルとなっているといっていいでしょう。 桜斑轍るの加早入ぶその散り際の潔さと憐れな風情が、しばしば武士の生き方の理想と重ね合わされて…

「乾杯」という習慣はいつごろから

酒席では「乾杯」が常識です。いまでは円常生活の中に、あたり前のようにとけこんだ 「乾杯」の習慣は、いつごろから、われわれの中に根づいたのでしょうか。 これについては、おもしろい 英和親条約の協定の後、英国は特派使節のエルギン伯を来~させました…

金ボタンの裏にある穴はなんのため

この金ボタンを裏がえすと、二つの小さな穴があいています。 この穴は、金ボタンをメッキするときのためについているのです。ボタンをそのままメッキ液につけると、浮き上がってうまくメッキできません。 穴をあけておけば、ボタンは液の中に沈んで、スムー…

客船の出航時刻とはどの瞬間

ドラが鳴り、色とりどりのテープが舞う客船の出航風景は、いかにも送る人と送られる人のコントラストを浮き立たせて、風情のあるものです。 ところで客船が岸壁を離れるまでには、なにしろあの大きな図体ですから、けっこう時聞かかかります。 時刻表を見る…

禅宗には、曹洞宗と臨済宗が あります

ひたすら座禅をしつづける曹洞宗に対して、臨済宗には公案というものがあります。 雲水(修行僧)に師家(師匠)から出される問題のことです。 たとえば、「本来の面目は何か」すなわち、お前の生まれる以前の心はなんであったか というような問題です。 あ…