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カレーにはなぜジャガイモが入っている

カレーライスにジャガイモが入っていないと、なんとなく物足りないという人も多いと思います。

 

ご存じのように、カレーはインドを故郷とする食べ物です。

それが一八~一九世紀ごろにイギリスを経て、やがて日本にも渡ってきたのです。明治初年のことでした。

 

ただし、庶民に普及したのは、明治二〇年代の後半のことです。

 

それも当初は、「文明開化の食べ物」として、いねばファッションのように受けとめられただけで、日本人の味覚にピッタリ合ったというわけではありませんでした。

 

それに、中に入れるものも、玉ネギではなく日本ネギでした。玉ネギは、明治になってから渡来したもので、まだ普及の段階には至っていなかったのです。

 

ジャガイモも量産段階になかったこともあり、用いられませんでした。

 

その後、玉ネギやジャガイモが普及するとともに、カレ土フイスにも入れられるようになったわけです。

 

それでは、カレーライスにジャガイモを入れると、どんな効果があるのでしょうか。

 

人間の味覚は、だれしも同じではありません。ひどく辛いのが好きな人もいれば少しの辛さにもお手上げの人もいます。

 

カレーライスは、そういった好みをある程度、調節することができます。辛すぎると思った人は、まずライスとカレーを混ぜて調節します。そして、それでもまだ辛いと思ったならば、ジャガイモをスプーンでつぶせばよいのです。つぶしたジャガイモをカレーに混ぜれば、辛さが弱まります。

 

 

「カレーライスのジャガイモは形が残っていたほうがよい」というのは、このためなのです。