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台風にはなぜ目があるのだろう

台風というのは、北太平洋西部で発生した熱帯低気圧のことで、この低気圧が発達して、圏内の最大風速が一七メートル以上の強い低気圧になったのを「台風」と呼んでいます。

 

この発達した熱帯低気圧は、太平洋以外にも発生し、大西洋の熱帯で発生しアメリカを襲うものを「ハリケーン」、インド洋に発生するものを「サイクロン」と呼んでいます。

台風やハリケーン、サイクロンでも、圏内の最大風速が一七メートル以下になると「熱帯低気圧」と呼んでいます。

 

 

さて、台風はその中心部に向かって、非常に強い風が渦を巻きながら吹きこんでいます。それが中心に近づくにつれて、ますます風が強くなり、そうなると、空気にはたらく遠心力も非常に強くなって、それ以上中心に入れなくなって、目ができてくるのです。

 

目のよわりには激しい上昇気流と高い積乱雲の壁がありますが、上空には下降気流があるために、雲が切れてぽっかりと青空が見えます。

 

そこで、いままで暴風雨が吹き荒れて、すさまじかったのに、急にそれがおさまって、風も弱くなり、青空がサーツと広がったりすることかあり、ヤレヤレ台風が通過したとホツとする間もなく、また荒れ模様になります。

これは、台風の目が通過したいたずらで、実際には、台風は半分しか通過しておらず、台風の目が過ぎ去ると、また暴風雨がやってくることになるからです。

 

 

ちなみに、この台風の目は、発生して間もない低緯度の熱帯地方では大きく、中緯度地方に向かって発達するにしたがって、だんだん小さくなります。

 

ところで、台風は年間平均三〇個ぐらい発生し、そのうち日本に接近したり、上陸する

のは、三、四個です。

 

このうち、L陸するのは八月が多く、大きな被害を与える台風は九月に多いことが、これまでの統計資料から分析されています。