武士にはなぜ○兵衛、○右衛門が多い
柳生け兵衛、石川五右衛門」という名前は、時代劇でよくある名前です。
この・右衛門という名前は、平安時代の兵制からきているのです。
平安京を守る兵士には、令国から身体強健で弓馬の術の優れている青年を選び、配置しました。そのシステムは、まず大き近術府と外衛府に分けら札、近衛は左近衛、右近衛、外衝は衛門府~梅楽府とに分けられました。そしてざらに衛門府が左衛門、右衛門、兵衛府小左兵衛、右兵楽に分かれてぃ~しか。
選ばれた青年たちは二半交代言槌役につきましたが、かれろはいればエリートです。故郷にもどっても、その名誉から、名前で呼ばれるより、その兵制名で呼ばれるようになったのです。
これが言兵衛二つ右衛門のルーツです。
ちなみに、男子の名前で長男から順に太郎、二郎、三郎とつけてゆくのは光孝天皇がそ
のはじまりで、三人の子どもを太郎、次郎、三郎としたと記録にあります。いまではすっかり庶民の名前になっている名前ですがく天皇家で最初につけられたとはおもしろい話です。